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取締役社長早川 弘之
当社は、JR中央線から京王線、小田急線を経て東急田園都市線に至る広大なエリアで乗合バスを中心とした事業を展開しています。同エリアは都心から放射線状に鉄道路線が延びているため、当社はそれらの路線の間を結び、地域にお住まいの方はもちろん、病院、大学、企業など、多くの皆さまの足となっています。また、傘下にはタクシー会社があり、連携して事業を推進しているほか、多数の不動産物件を所有し、これを活かした不動産賃貸事業なども営み、地域の発展に貢献しています。
おかげさまで、当社は2022年6月に前身である武蔵野乗合自動車の創業から90周年を迎えました。私たちは、創業から一貫して「地域のお客様のために、安全・安心で快適な輸送サービスを提供し、沿線地域の発展とゆたかな暮らしに貢献する」ことを使命としており、年間76百万人ものお客様にご利用いただく首都圏でも有数のバス会社に発展することができました。
2020年初頭からの新型コロナウイルスの感染拡大に起因し、人々の生活様式は急速に変化しています。何十年と大きな変化のなかったバス業界についても、否応なく変化の波に曝されていますが、「安全・快適なサービスによる地域への貢献」に向け、大きな飛躍のチャンスとも言える状況も芽生えつつあります。例えば、進化の進む自動運転技術を応用した先進的安全装置のバス車両への搭載です。これによりバスによる交通事故を100%完全にゼロにできるのではないかと期待しています。そして、MaaS※の取り組みです。当社も、小田急電鉄とともにこれらの開発や実証に積極的に参画していますが、鉄道や路線バスだけでなく、デマンドバスやタクシー、乗合タクシーなど、様々なMobilityを有機的に連携させることにより、より利便性、経済合理性の高い「移動手段の提供」が実現できます。そして遠くない将来には、公共的交通機関に劇的な変化をもたらす「Mobility革命」が到来し、それが当社にとってさらに大きな飛躍のチャンスになると確信しています。また、CO₂削減については、小田急グループカーボンニュートラル2050を踏まえ、2031年にはCO₂排出量を現在の半分にするべく、排出ゼロの車両を積極的に導入していきます。
このように、先進的な取組みを業界に先駆けて展開していくことにより、今後、地域の身近な足として、画期的に便利で快適で安全な移動手段として、バスはますます進化・発展していくと考えます。
こうした未来を実現していくためには、社員一人ひとりの意見や提案を尊重し、それぞれが能力を存分に発揮し、失敗を恐れず新しいことに積極的に挑戦していくことが大事だと考えています。新しい小田急バスの未来を自分たちがつくっていく――そんな気概を持った方にお会いできることを楽しみにしています。
※MaaS:Mobility as a Serviceの頭文字。ITを用いてバスや電車、タクシーなどあらゆる公共交通機関をシームレスに結びつけ、効率よく便利に使えるようにするシステムのこと。
バス事業を中核とする当社にとって、社員こそ事業の根幹であり宝です。乗務員や整備士無くして事業は全くなりたちません。しかし、それ以上に、会社は社員のためにあると言っても過言ではないと考えています。すなわち会社にとって社員はお客さまや地域社会と同じく大事な存在であり、社員に仕事のやりがいや十分な賃金やワークライフバランスを提供することが、会社の重要な存在価値であり使命だと考えます。特に、日本のバスの運転士は総じて賃金水準は高いとは言えず、拘束時間も長いなど、厳しい状況の中にありますが、我々はそれを打破したいと考えています。今すぐには難しくとも、毎年、着実に取組むことにより、乗務員や整備士に業界最高水準の賃金とワークライフバランスを提供する会社になりたいと考えています。その目標に向け、役員・社員が一丸となって工夫を重ね、協力し合い、必ず実現したいと考えています。